4月 信順(しんじゅん) 【おがみます】
【 信順(しんじゅん)~おがみます~ 】
仏様を拝むことは、「仏さまを拝めば、自分に何らかの利益をもたらしてくれる」といったような、取引のためではありません。損か得かではなく、たとえ自分の眼には見えなくても、本当に心から頭を下げることのできる真実(まこと)のはたらきがあるということを知ることが大切です。
【~おしゃかさまってどんな人?~】
今からおよそ2500年前、シッダルタ王子様がいました。後に「おしゃかさま」と呼ばれる方です。本当に大切なものに気付き、それを大切にする方法を大勢の方に教えてくださった方です。生まれてすぐに7歩歩き、天地を指さし「天上天下唯我独尊(天にも地にもただ我ひとり尊し)」と叫ばれたと伝えられています。その意味は「僕が一番偉いんだ」ではありません。「僕がここに生まれたことそのものが、とても尊いことなんだ、すごいことなんだ」という喜びが溢れ出た言葉なのです。
「いのちは何もないところからは生まれません。お父さんお母さんがいて、お二人が出逢って、周りの多くの『いのち』が支えてくださって、僕のいのちが授かった。多くのいのちが無ければ、僕は生きていない。ひとつのいのちの周りにどれ程たくさんのいのちの支えがあるのかに気付き、自分のいのちの支えがあるのかに気付き、自分のいのちを大切にする本当の方法は、自分の周りのいのちを大切にし続けることなんだよ」と、おしゃかさまは教えてくださったのです。
4月8日は、灌仏会(花まつ)です。おしゃかさまのお祝いです。おしゃかさまが生まれた時、天が喜びのあまり、甘露の雨を降らせたといわれています。本当に大切にすべき周りのいのちに「ありがとうございます」と感謝いたしましょう。
【年長】
・進級を喜び、自信をもって合掌・礼拝をする態度や習慣を身に付ける。
・年長児になったことを喜び、友達や保育者とのかかわりを楽しみながら園生活を送る。
・健康状態や生活リズムを整え、安心して過ごす。
【年中】
・合掌・礼拝の態度や習慣を身に付ける。
・好きな遊びを見つけ、身体を動かして遊ぶ。
・園生活に必要なきまりにそって、園生活を楽しむ。
【年少】
・手を合わせ、仏さまを拝む。
・楽しい雰囲気の中で、安心して過ごす。
・幼稚園や保育者に親しみをもち、喜んで登園する。
【年少少】
・合掌・礼拝の仕方を知る。
・保育者や友達と遊びを楽しむ。
☆幼児の主な活動☆
◎灌仏会(花まつり)について知る。
・おしゃかさまの誕生を喜び、お参りに参加する。
◎始業式に参加する。
・進級を喜び、新しいクラスや先生、友達に親しみをっもつ。
◎新学期生活に慣れる。
・新しい道具やマークに慣れ、これからの園生活に期待する。
◎友達と仲良く遊ぶ。
・保育者や友達に親しみをもち、友達と安全に楽しく遊ぶ。
・道具を譲り合い、片付けの仕方を確認しながら、物を大切にする。
♪今月のうた♪
・ちゅーりっぷ ・ぶんぶんぶん
・ちょうちょうちょう ・手をたたきましょう
・せんせいとおともだち ・さんぽ