3月 奉仕(ほうし) 【てつだいます】
【 奉仕(ほうし)~てつだいます~ 】
一般に,幼児の「おてつだい」は受ける側にとって,労力の手助けとはならないことが多く,かえって邪魔になることさえあったりします。しかし,大人のっ仕事を幼児が少しでも体験するということは,社会性を広げるという意味において,とても貴重なことです。
またそれ以上に,子どもたちが自分以外の対社会的なことに参加し,その一員となって積極的に他に貢献しようとする意欲は,大切に育み伸ばしていきたいものです。本来「おてつだい」とは,見返りを期待しない「無償」の行為のことです。また,子どもたちにとってそれは,興味のある遊びの一つであると共に,他人から信頼され,一人前として認められたことに喜びを感じる,またとない機会です。
「他の人のために,自分は何が出来るか」ということを,子どもたちと一緒に考えていきたいものです。
【年長】
・自分から進んで手伝いをする。
・お世話になった人への感謝の気持ちをもつ。
・残り少ない園生活を楽しむと共に,卒園の喜びと入学への期待をもつ。
【年中】
・自分でできる手伝いを喜んでする。
・個々の成長を喜び,年長組への進級への期待をもつ。
・春の自然の変化に気付き,興味・関心をもちながら戸外で伸び伸びと遊ぶ。
【年少】
・自分のできる手伝いを喜んでする。
・成長したことを喜び,進級への期待をもつ。
・春の自然に気づき,美しさや不思議さに興味をもつ。
【年少少】
・自分のできる手伝いをしようとする。
・春の自然を知り,戸外で伸び伸びと遊ぶ。
☆幼児の主な活動☆
◎『ひなまつり』のお祝いをする。
・様々な材料を使って,楽しく『ひな人形』の制作活動をする。
・『ひなまつり』について由来を聞き,活動に参加する。
◎春の訪れを肌で感じながら,戸外で楽しく遊ぶ。
・友達と一緒に遊ぶ中で,相手の思いにも気付き,仲良く遊ぶ。
・様々な遊具や遊びを通して,体を動かす楽しさを味わう。
・友達とのつながりを深め,いろいろな遊びを楽しむ。
◎春の自然に親しむ。
・木々や草花の生長の様子に気付き,興味・関心をもつ。
・身近な自然に触れながら,大切にしたり,いたわったりする気持ちをもつ。
◎お別れ会に参加する。
・就学・進級に期待をもち,一年の園生活を振り返り,それぞれの成長を喜ぶ。
・いろいろな人への感謝の気持ちをもつ。
♪今月のうた♪
・うれしいひなまつり ・思い出のアルバム
・そうだったらいいのにな ・つぼみ
・卒園のうた